うらしまたろう だい1わ
むかし、むかし、たんごというくににうらしまたろうという人がすんでいました。
ある日のこと、かいがんをあるいていると、一ぴきのかめが子どもたちにいじめられていました。
かわいそうにおもったうらしまたろうは子どもたちに
「こら、いじめはよくないからやめなさい。かめさんがかわいそうじゃないか。」
といってかめをたすけて上げました。するとかめが
「たすせけていただき、本とうにありがとうございました。おれいといってはなんですが、りゅうぐうじょうにしょうたいします。わたくしのせ中にのって下さい。」
とうらしまたろうをりゅうぐうじょうにしょうたいしました。
うらしまたろうは、
「ありがとう。では、すこしだけおじゃまさせてもらうよ。」
としょうたいをうけりゅうぐうじょうにいくことにしました。
かめのせ中にのってうみに入ると、あらふしぎうみの中でもいきが出きるではありませんか、
「かめのせ中にのると、かめのまほうでいきが出きるんですよ。あんしんしてのっていて下さいね。」
とかめがうらしまたろうにいいながら、スイスイうみのおくにもぐっていきました。
うみの中はひかりかがき、うつしいさかなのむれれがつぎつぎとあいさつをしていきました。
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童話の部屋 vol0.03b Copyright (C) ダ−シ−, 2011-2011, All rights reserved.